導入事例

D&Iのサービスを利用された
お客様事例を紹介いたします

大阪や名古屋、福岡など主要都市でもBABカンファレンスを開催していただきたいなと思います

住友生命保険相互会社様

人事部 人事室 副長 ダイバーシティ推進担当 有田 麻美様

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関連キーワード:#精神障害者の採用や定着 #母集団形成 #専任担当者の配属 #特例子会社

700名の障害者が勤務

弊社は生命保険の会社です。生命保険の販売や、お客様にご契約いただいた保険の管理が主な業務です。
東京・大阪に本社がある他、全国各地に約90の支社があり、営業職員を含めて4万人以上の職員が働いている会社です。
各地域のハローワークに支社から求人を出し、直接支社に応募していただく方法で長年採用を行っており、法定雇用率2.2%を維持しています。
現在700名ほどの障害者の方に勤務していただいており、身体障害者の方が中心ですが、特例子会社(株式会社スミセイハーモニー)では知的・精神障害者の方も多く勤務していらっしゃいます。
特例子会社のスミセイハーモニーは2001年設立で、重度の障害者を中心に100名を超える職員が、住友生命のご契約の保全業務の一旦を担って働いています。
もともと大阪本社の採用担当者とD&Iの方につながりがあった経緯で、2018年4月にD&Iの人材紹介サービス「BABナビエージェント」と「BABカンファレンス」を導入しました。
ハローワークと異なる点として、事前に詳細な情報が得られること、厳選した人材をご紹介いただけることを考慮して契約させていただきました。
WEBの求人サイトはこれまで利用していませんでしたが、特に理由があった訳ではなく、そういう発想自体がありませんでした。
D&Iのサービスを導入してから約10ヵ月、東京近郊においては、本社1名、支社4~5名の採用につながりました。
BABナビエージェントでは母数を増やすという意味で効果があり、継続する予定です。
BABカンファレンスでは、様々な障害を持つ方と直接お会いしてお話ができ、私共も知識を蓄積できることから、引き続き活用させていただきたいと考えています。
また、BABカンファレンスへの参加が、精神障害の方の採用を進めるきっかけになったと感じています。

2018年~会社総出での障害者雇用を開始 採用・定着に関するノウハウに課題

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採用環境が厳しい中で採用と定着をどう上手く進めていくかという課題がありました。
また、採用には地域差があり、特に都心部は苦戦しておりました。
今まで支社で直接採用しておりましたので、本社で求人を出していませんでしたが、これからは本社も尽力していかなければということで、昨年2018年から本社での採用も進めています。
その中で精神障害の方の採用も進めることになりましたが、精神障害者の採用や定着に関するノウハウがなかった為、どう踏み込んでいくかが課題でした。
また、支社ごとの採用活動が中心であったため、全国の障害者雇用の情報を共有したり、それを推進に活かしたりすることがあまりできていませんでした。
そこで2018年10月、これまで支社の事務統括である総務部長を歴任してきた職員を、障害者雇用の専任担当者として大阪に配置しました。
現在その担当者が各支社の採用をきめ細かくサポートすることで、本社がこれまで見きれていなかった支社の動きや課題を把握できるようになりました。
今後、更に採用事例を本社・支社で共有していき、地域格差をなくしていきたいと考えています。

民間企業主催の面接会への初参加をきっかけに、精神障害者の採用活発化

D&Iのサービスを導入して良かった点は、精神障害者の雇用ノウハウが蓄積できたことです。
今までハローワークの面接会には参加したことがありましたが、民間会社の面接会に参加したのはBABカンファレンスが初めてでした。
ハローワークの面接会でも多くの精神障害者の方とお会いしましたが、人数が多いため、少しお話したらすぐ次の方という状況で、ゆっくりお話を伺えないこともありました。
BABカンファレンスでは、事前にD&Iに登録されている方が参加されますので、職歴や障害の内容について、より踏み込んで聞くことができました。
この面接会に参加したことによって「こういう方だったら働けるのでは」という具体的なイメージを持つことができ、回を重ねるうちに質問内容や審査の基準のノウハウが蓄積し、その結果、2名の精神障害者の方の採用につながりました。
このBABカンファレンスを皮切りに精神障害の方の採用も進めていこうという動きになりました。
それまで契約していた人材紹介エージェントからは身体障害者の方中心のご紹介をいただいていましたが、現在は精神障害者の方を含めた人材をご紹介いただいています。
支社には精神障害者の方の採用ノウハウが少ない為、躊躇ってしまうことがあります。
まずは東京・大阪本社近郊の採用候補者を、人事部で一次面接をし、その後、支社に紹介する、あるいは本社で採用する、という流れが出来たのは非常に良かったと考えています。
1名は正社員では少し不安があるということで契約社員からスタートしました。
当初、総務や庶務のお仕事をお願いしていましたが、もともとSE経験をお持ちでPCスキルも高いため、現在は会社の業績管理の業務をお任せしており、正社員への転換も考えていると聞いています。
その方がもともと持っていた経験やスキルが活かされて非常にうまくいっているケースです。
もう1名は正社員からスタートされた女性の方で、保険関係の事務処理を中心に担当いただいています。
2名とも健常者と変わらない会社の一員として活躍しています。

3か年計画を策定!職場実習や採用ルートの拡大も検討

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雇用率が2.3%に上がることを見据えて、2018年に3か年計画を立て、目標値を設定しました。
各支社で引き続き採用活動に注力してもらうとともに、人事部から様々な情報を発信・共有していくことで、採用のサポートをしていきます。
さらに、特別支援学校や支援機関を通じ職場実習を経て採用するケースや、現在検討中のBABナビなど、採用ルートを拡げていくことも重要と考えています。
また、D&Iの人材紹介(BABナビエージェント)含め、民間の人材紹介サービスも利用していますが、今回、D&Iから求人サイト「BABナビ」もご紹介いただいたので、求人媒体の一つとして検討中です。
弊社では障害者の方にも働きがいを持って長く勤務していただきたいと思っています。
そのために、面接で皆さんからの要望をお伺いしたり、職場や仕事のことを聞いていただいたりしながら、お互いに理解を深めることを大切にしています。
弊社は、本社および全国各地の支社と、活躍の場がたくさんあります。
また、大勢の障害者の仲間が働いていますので安心してご応募頂ければと思います。
全国で採用活動を進めたいと思っておりますので、D&Iには、是非、東京だけではなく本社のある大阪や名古屋、福岡など主要都市でもBABカンファレンスを開催していただきたいなと思います。
さらに、求人サイトBABナビの利用も現在検討していますが、スカウト機能の効果的な活用法など、より具体的・実践的なアドバイスをいただけるとありがたいです。
よりスピード感を持った採用活動を進めるためにも、他社の選考状況などを含めた事前情報を確実にご連携いただけると助かります。

[編集後記]

全国各地の約90拠点で、採用を推進されている住友生命保険相互会社様。
拠点ごとに環境が異なり、人事の方の目が届きづらい離れた現場でも採用が求められる同社では、業態特有の採用の難しさがあったのではないかとお見受けします。
しかし、障害者雇用の専任担当者の方を配置され全体の採用状況を管理することや、BABカンファレンスを活用していただき、それぞれの障がいについて人事の方がまず知識を身につけ、採用・定着に関する知見を現場に発信していかれることにより、採用実績を着実に伸ばされています。
また、全国に活躍の場があることが、同社独自の採用における強みになっています。
D&Iでは、企業様の採用課題に寄り添い、今後もより一層採用のご支援ができるよう尽力して参ります。

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