第120回かわさき起業家オーディションにおいて、在宅雇用支援サービス「エンカク」が「かわさき起業家優秀賞」を受賞しました
2019年9月30日
障害者雇用・教育事業を行う株式会社D&I(所在地:東京都千代田区、代表取締役:杉本 大祐、以下D&I)は、9月27日、神奈川県川崎市で行われた「第120回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場最終選考会」において、「障害者雇用×テレワークで新しい働き方を創出する“エンカク”」が、かわさき起業家優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場とは
公益財団法人川崎市産業振興財団が主催する創業と新分野進出を前提としたビジネスプランコンテストにおいて、高い成長性・収益性が見込める優秀なプランを表彰するビジネスコンテストです。
年4回開催され、新規性・優位性、将来性・社会性、市場性、販売計画、実現可能性、財務計画の観点から、公的技術支援機関や金融機関の出身者、知財の専門家、医療・介護・情報産業等の多様なベンチャー企業創業者らの審査員により審査されます。
また、川崎信用金庫が新規事業・新分野への進出意欲を期待するビジネスプランに贈る「かわしん賞」、城南信用金庫が新規事業・新分野への進出を通じて、より良い社会づくりに貢献しようという高い志と意欲をもち、実現性に優れた事業プランに贈る「よい仕事おこし賞」、そして会場来場者が最も応援したいと思う発表者に贈る「会場応援賞」の3つの賞も同時に受賞しました。
エンカクについて
エンカクは、企業と障害者双方のテレワーク雇用をサポートするサービスです。
雇用企業に対しては、在宅雇用の導入支援から障害者の紹介、業務設計・アドバイスを実施。
障害者に対しては雇用企業と当社が連携して、教育研修や業務・体調面などの就業フォローを行います。
障害者雇用は法定雇用率(従業員数の2.2%以上障害者を雇用)が定められており、現在約50万人の障害者が雇用されていますが、全国の障害者数は約1000万人のため、その割合は10%未満です。
その課題の1つが「通勤」です。
身体的や精神的(人混みでのパニック、感覚過敏など)理由により通勤が困難であったり、通勤は出来ても職場環境や人間関係のトラブルにより離職するケースも少なくありません。
さらに、地方は首都圏と比較して求人数が少なく、より就職が困難という課題があります。
また、雇用はしたが”任せる業務が分からない”等の理由で、本業とは関係ない業務に従事しているケースもあり、”雇用率達成のための雇用”になっている現状があります。
エンカクは、通勤や職場環境、居住地を理由に「働きたくても働けない」という課題を解決できます。
また、在宅勤務者は雇用企業の本業に直結した業務を行うため、”法定雇用率のための雇用”ではない、持続可能な雇用が実現できます。
国内初の障害者テレワークシステム「エンカククラウド」
2019年8月に「エンカククラウド」をリリース。同システムは業務・勤怠・体調の管理ができ、各関係者間で情報の共有が可能です。
それにより業務の生産性向上・障害者のさらなる戦力化を実現します。
さらに、同システムで蓄積したデータを活用し、将来的には障害者だけでなく、日本全体の生産性向上や、引きこもりなどの就職困難者の雇用創出(労働力増加)にも寄与し、日本の労働力不足という社会課題の解決を目指しています。