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ニュース

お知らせ

D&IとNULアクセシビリティ株式会社が合同で、堺支援学校の生徒向けにテレワーク体験実習を開催しました

2020年9月24日

株式会社D&I(所在地:東京都千代田区、代表取締役:杉本大祐、以下D&I)は、2020年9月7日(月)~11日(金)の5日間、大阪府立堺支援学校の生徒に対し、テレワーク体験実習を実施いたしました。2020年2月に第1回目のテレワーク体験実習を実施、今回で2度目となります。

背景

大阪府の障害者雇用率は2.08%と増加傾向にある一方で、法定雇用率の2.2%にはまだ達しておらず、法定雇用率を達成している企業割合も43.1%と、増加はしているものの、全国的にはまだまだ低い順位になっています。D&Iは創業以来、障害者の雇用と教育事業を展開しており、「エンカク」というテレワーク(在宅)雇用支援サービスも展開するなど、障害者の新しい働き方や生産性向上を目指しております。
このようなD&Iの障害者雇用・教育ノウハウを活用し、大阪府立支援学校に通う生徒に対する就労に向けた支援を充実させることが、大阪府の障害者雇用・教育全体の向上につながると思い、2019年9月19日に大阪府教育委員会と「府立支援学校の生徒の就労支援に係る事業連携協定」を締結いたしました。
今回も同連携協定の一環として企画しましたが、前回とは違い、実際に障害をお持ちの方をテレワークで雇用しているNULアクセシビリティ株式会社(所在地:東京都江東区、代表者:寺嶋文之、以下NULアクセシビリティ)と共同で開催し、ウェブアクセシビリティ業務を実習の中で体験してもらいました。
堺支援学校は肢体不自由の生徒が多く在籍していますが、障害の程度や個々の学習習熟度は様々であり、就労意欲はあるものの、物理的なバリアや環境により、校外での企業実習への参加が難しく、その結果、企業就職率も低くなっています。そこで、生徒や保護者、教員に対し、テレワークという働き方やその可能性を伝え、将来の進路の選択肢を増やすとともに、就労意欲や普段の学習意欲の向上の一助になればという思いで行いました。

前回(昨年度)は「テレワークとはなにか?」「社会人として必要なことはなにか?」という内容を主に考えてもらいましたが、今回はNULアクセシビリティのご協力のもと、ウェブアクセシビリティ業務の体験もしてもらうことができました。1回目は肢体不自由のある生徒を中心に実習をしましたが、今回は知的障害のある生徒(発達障害も含む)にもテレワークを体験してもらいました。コミュニケーションや自分から口頭での発信が苦手な生徒にも、テレワークであれば働けるかもしれないという気づきを得ていただきました。

テレワーク体験実習について

5日間にわたって開催され、1日目2日目は「働くとは?テレワークとは?」をテーマに講義し、WEB会議システムの体験、 3日目~5日目はNULアクセシビリティの勤怠管理や日報業務、WEBアクセシビリティ検査の業務を実際に体験してもらいました。

1日目.テレワーク理解研修や働くとは?について考える
「そもそも働くってなんだろう?」「学生と社会人の違いは?」「テレワークのメリット、デメリットってなに?」などをテーマにディスカッションをしました。テレワークについて知らない生徒が多くいましたが、研修を受けていくうちに、テレワークが場所にとらわれず、自分たちの障害にあった柔軟な働き方であると理解していきました。

2日目.WEB会議システムを体験
実習の冒頭でオンライン会議の説明から入り、そのあと実際にWEB会議システムを使いました。5分の自己紹介をオンライン会議システムでしてもらいました。口頭で話が難しい生徒はチャット機能を使い、自己発信をしていました。

3日目.NULアクセシビリティの職場を体験する
3日目は実際にNULアクセシビリティで働いている先輩社員からお話を伺いました。生徒達は少し緊張した面持ちで先輩社員からの説明を聞いており、勤怠や日報などの就労に必要な基本業務を実際に体験することで「働く」ことを肌で感じてもらうことができました。

4日目.NULアクセシビリティの業務を体験する
3日目に続き、NULアクセシビリティの方から業務の説明をして頂きました。会社の実際の業務を学び、体験することで、「会社の一員となること」「その責任感」を感じてもらうことができました。

5日目.振り返りと修了証書授与式
最終は5日間を振り返り、NULアクセシビリティ社員からの経験談に加えて、応援のお言葉を頂き、実習に参加した生徒達に修了証書の授与を行いました。5日間頑張った生徒達の表情は達成感に満ち溢れていました。

今後の展望

生徒達は最初、実際の業務が難しく感じたという振り返りをしていましたが、実習を続けるうちに徐々に慣れ、自分の課題に気づくことができる等、前向きな姿勢を見せてくれました。引き続き、就労に向けた支援を充実させ、大阪府の障害者雇用・教育全体の向上を目指すとともに、D&I の障害者雇用・教育ノウハウを活用し、他の都道府県特別支援学校でもテレワーク体験実習を実施し、テレワークという働き方の可能性を広げて参ります

本リリースに関する報道関係のお問い合わせ

株式会社D&I管理本部広報担当
TEL:03-5577-6257MAIL:corporate@d-and-i.jp

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